[楽譜はいらない]ピアノ独学道場④ ピアニストのようにピアノを弾く方法

ピアニストのように、多くの指を使って弾いていく方法を解説していきます!

前回では、指一本で弾く方法を解説しました。

次はそのレベルアップです!

 

ここで、重要となる考え方が一つあります。

ピアノ演奏は、(根本と修飾)で出来ている

です。

初めに、幹と葉とはどういうことかは、動画を使いながら解説していきます。

 

この動画は、ROSE & Bruno Mars 「APT.」のピアノアレンジです。

 

これは、右手で一本、左手で一本を使うだけで弾くことができます。

そして、これは曲として成り立つ最小単位です。

曲として成り立つ最小単位とは、前に解説した、主旋律と副旋律を単音だけで構成されたものです。

詳しくはこちらをご覧ください。

【楽譜はいらない!】ピアノ独学道場①右手の基本

 

この、最小単位こそがピアノの「」なのです

 

次に、について解説していきます。

ピアノ楽曲のほとんどが(高難易度のクラシックなどを除いて)、ピアノの「幹」で演奏することが可能です。

しかし、これだけではものすごく物足りないような感じがします。

実際、ピアニストが弾いたアレンジは、聴いていると満足感がとても大きいです。

この満足感はどうやって生まれているのでしょうか?

その答えは、修飾です!

修飾とは、曲の最小単位に、ある一定のルールで音を加えていくことです。

この動画を見てください。

 

これは、先ほどの最小単位に、いろいろな方法で修飾したアレンジです。

曲を修飾することにより、一気にピアニストのような演奏に変化します。

この修飾こそが、ピアノの「」なのです

このように、ピアノの曲は、「幹と葉」で出来ていると考えることが出来ます!

ピアノの曲は、「幹と葉」

これからは、「葉」のつけ方について、様々な奏法がありますが、そのうちのいくつかを解説していきます。

 

オクターブ奏法

一番簡単で、最も効果的な葉のつけ方が、「オクターブ奏法」です。

オクターブとは、例えば、低いドから高いド、低いレから高いレなど、ある音からどんどん音を高くしていって、また高い同じ音にいくまでの幅のことを言います。

「オクターブ奏法」は、片手で、1オクターブを弾くという奏法です。

この奏法を使うことによって、音の厚みが一気に大きくなります。

具体的には、親指と小指で、低い音と高い音を同時に押します。

初めは、指が痛く感じたり、手首を痛めたりする可能性があるので、けがに気を付けてこの奏法を練習してみてください。

 

和音

もう一つ、オクターブ奏法と同じように簡単で効果的な葉のつけ方が、和音です。

和音とは、異なるいくつかの音を組み合わせた音のうち、響きがいい組み合わせの音のことです。

和音は、基本的には、幹となる音から、鍵盤4つ分左にずれたとこの音を同時に押すと響きがよくなります。

例えば、幹がドのとき、葉になる音は、ソです。

 

他にも、音階によってさまざまな和音のパターンがありますが、基本はこの和音を覚えれば大丈夫です!

具体的には、手の大きさによりますが、親指と人差し指でそれぞれを押します。(左手なら幹が親指で葉が人差し指、右手なら幹が人差し指で葉が親指)

この奏法は、手が小さい人でも弾きやすいので、どんどん練習して習得しましょう!

 

オクターブ和音

最後は、先ほど解説した、オクターブ奏法と和音を組み合わせた奏法です。

上の2つの奏法が完璧にできるようになったら、挑戦してみましょう!

2つを組み合わせることで、音の重みが一気に増しましたね!

 

まとめ

今回は、ピアノの葉の部分について、少し解説しました。

ほかにも、右手と左手で、それぞれたくさんの葉のつけ方(奏法)があるので、それらについては、今後随時解説していきたいと思います!

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